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2013年の6月7日にオープンしましたきっずえんじぇる京都北山店は、2019324日をもって閉店いたしました。

まずは、今まで当店を支えてくださった全てのお客様、関係者の皆様に感謝申し上げます。

オープン当日に開店をお待ちいただいていた行列を昨日のことのように思い出す一方で、当時赤ちゃんだったお子さんが今春には小学校の入学式を迎えられることに驚きます。

閉店の理由を尋ねられることが多いので、こちらでお答えさせていただきます。

理由はもちろん様々あるのですが、一番大きな理由としては、僕が歳を取りすぎた、ということがあります。

僕の子供も、今春には小学6年生になります。

僕が初めて、赤ちゃんをこの手に抱き、夜泣きをすればドライブに連れていき、ミルクを飲まなければ全ての哺乳瓶と乳首とミルクの組み合わせを試し、寝付くまで2時間でも胸をトントンし続けたあの日々から、もう丸10年以上が経ちました。

10年も経てば、当時は当たり前だった育児の常識は移り変わります。

それは新しい育児アイテムの出現であったり、新しい科学的な考察であったりするなど、例えば僕が子供のあせもにはベビーパウダーだと思っていたことが、今では使用を推奨されないというような、育児の方法というのは変わっていくものなのです。

ところが僕のお店には、小さな小さな赤ちゃんを抱えたお母さん、大きくなったお腹をさすりながら初めての育児用品をご覧になられるお母さんが多くいらっしゃいます。

僕はこの方達に正しく育児方法をアドバイスしなければいけない立場でありながら、アドバイスの基になる実体験はすでに過去のものなのです。

育児のアドバイスは、必ず実体験に基づいたものでなくてはなりません。特に新生児期においては、生死に直結するものを販売しておりますから、お母さん方は安全、安心を求めていらっしゃいます。であるのに、僕が10年も前の育児方法を偉そうに講釈たれては、お母さん方は知識がまだないため、僕の言うことをこれが最新の育児なんだ、と信じてしまわれるでしょう。

つまり、僕は今のお母さん方をお客様としてお迎えするには、歳を取りすぎた、ということです。

他にも、店内商品は全てアイロンなりなんなり、人の手作業が入っておりますので、そういったものを継続する人的資源の問題、僕の体力が続かなくなってきたこと、先述した子供が大きくなるに従って普段買い与える服もサイズが大きいものになり、ベビー服の流行から僕が遠ざかってしまったことなどあります。

そういった諸々を含めて、ここらが潮時だと思いました。

以上が、閉店を決めた理由になります。

お店を続けて欲しい、と言う声を数多くいただきました。

その全てに感謝申し上げます。

続けたい気持ちは未だありますが、すでに僕のターンは終わりました。

ここ京都でどなたか若い方が、いつかまた素敵なお店をオープンさせることを僕も楽しみにしています。

あと10年、20年後かに、僕がおじいちゃんになった時、孫ができたときに、そんな店があればいいなと思います。

もしくは、孫のおかげで知識が急激にアップデートされて、満を持しての再オープンかもしれませんね笑

その時はまたぜひ皆さんも、今度はお孫さんとご来店くださいね。

と言うことは、僕が一緒に遊んでたお子さん達がお父さんお母さんになっている姿も見られるということですね!

夢が広がりますね!

その日まで、その日がくるまで、皆さん、お元気で。

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